当院でのコロナウイルス感染発生の現況について

令和4年8月19日 南富士病院 院長 窪田裕輔

 

令和4年7月25日に、一名が病棟スタッフのコロナウイルス感染者となり、7月27日に病棟の入院患者さんに最初のコロナウイルス感染者が出現しました。以後、一部の病棟内で感染が拡大し、患者さんと病棟スタッフの陽性合計者は45名となり、8月13日の静岡県衛生部からの発表となりました。感染拡大の原因は、院内での感染防止対策は徹底していたものの、常時マスク着用が困難な症状の人や、看護する際、近距離での接触があったためと考えております。院内でのコロナウイルス感染の事実が判明した以降は、コロナウイルス感染者に対して、抗原・PCR検査による病状評価、当該部署のゾーンニング、職員の感染防護具の使用、抗ウイルス薬などを用いた医学的な管理を行い、感染者の職員も抗原・PCR検査による病状評価・自宅療養・必要な人への抗ウイルス剤の処方を行い、コロナウイルス感染者の早期治癒に向けて対応いたしました。以後、当該病棟においてのコロナウイルス感染者に対して、病状評価の為にコロナウイルス抗原検査を行ったところ、すべてのコロナウイルス感染者の抗原検査の陰性化を確認しました。病棟スタッフは、発症後の抗原検査で陰性が確認された者から職場復帰を行っています。

 

以上のことより、南富士病院で発生した、コロナウイルス感染症の事例は、令和4年8月19日の時点においては、終息に向かうものと考えております。当院での、外来診療は、外来スタッフにコロナウイルス陽性者が存在しないことから、通常通り行っています。また、当院には発熱に対応した外来部門はありません。そのため、外来の患者さんに対して、コロナウイルス感染症にかかわる診察・診療は行うことはできません。